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2021.03.28
賃貸オフィスの商習慣
【ベトナムオフィスの面積について】グロス面積とネット面積の違い
本記事では、ネット面積(Net Area)とグロス面積(Gross Area)の違いについて解説します。
ネット面積
オフィスの実有効面積です。
専有部の実有効面積とも言えます。
現場に行き専有部のスペースを実測した時の面積です。
弊社ではこの面積を元にオフィス選定を行うべきと考えています。
グロス面積
オフィスの共用部の一部と専有部を足した面積です。
グロス面積は、実有効面積よりも広い面積として表記されている事がため、注意が必要です。
特にAクラス、Bクラスのオフィスビルにその傾向があります。
Cクラスのオフィスでは、ネット面積とグロス面積は同じ場合が多いです。
Aクラス、Bクラスのオフィスで、ネット面積とグロス面積が違うケースが多いです。
家賃の計算方法
ベトナムでは一般的にオフィスの家賃を計算する場合、「グロス面積 ☓ 1㎡あたりの賃料単価」で求めます。
エヌアセットでは、「ネット面積 ☓ 1㎡あたりの賃料単価」で合計家賃を求められるように、1㎡あたりの賃料単価を計算し直しています。
例として以下のようなオフィスがあったとします。
・賃料合計:1,000 USD
・グロス面積:50㎡
・1㎡あたりの賃料:20 USD/㎡
・ネット面積(実有効面積)は40㎡です。
エヌアセットでは上記の条件を以下のように計算し直しています。
・賃料合計:1,000 USD
・ネット面積(実有効面積):40㎡
・1㎡あたりの賃料:25 USD/㎡
弊社ではお客様が誤解を持ったまま選定を進めてしまわないように、上記計算を行った数値を提供しております。
グロス面積あたりの賃料単価を掲載しているインターネットサイトが多いですが、エヌアセットではより実態に近くするためにネット面積あたりの賃料単価を参考値として掲載させて頂いております。