2021.09.27

ホーチミンの不妊治療について

【助産師のブログ】ホーチミンで不妊治療 ver.15《生殖外来の卒業》

前回は胚移植後初めての受診について投稿しました。

今回は胚移植後3週間以降の経過について書いていきます。

胚移植3週間後の受診

胚移植2週間後の受診ではHCG採血を行いました。前回の投稿をご参照下さい。

その1週間後に受診指示があり、1区 Hanh Phucに受診をしました。

この日は妊娠5週にあたる日で、経腟エコーを行いました。

そこで胎嚢(GS:Gestational Sac)を確認できました。

今までエコーでは卵胞や子宮内膜を確認していたのが

胎嚢をやっとの事で見ることが出来たので、心が軽くなりました…。

そして子宮外妊娠も否定することがき、よりひと安心です。

妊娠6週の受診

経腟エコーを実施。

そこで心拍も確認することが出来ました。

妊娠7週の受診

経腟エコーを実施。

頭殿長CRL:Crown-Rump Length)も順調に育っていました。

CRLは言葉の通り、赤ちゃんの頭からお尻までの長さを計測しています。

 

移植周期より使用している

・Crinon

・Duphaston

 

・Progynova

これらは妊娠10週頃まで継続指示がありました。

妊娠9週の受診

経腟エコーを実施。

CRLも週数相当に育っています。

発育良好のため、ここで生殖外来でのフォローは終了になりました。

希望によっては、このまま生殖の医師に妊娠期も継続フォローしてもらうこともできるそうです。

Hanh Phuc のFertility で時々妊婦さんを見かけるのはそのためですね。

今までずっと診ていた医師に妊娠期も継続フォローしてもらえるのは

医師と共に生殖外来から乗り越えている感覚があるかもしれませんね。

一方で、不妊治療をしている方にとっては辛い光景と思えることもあるかもしれません。

生殖外来で妊婦健診も診るのは細かな配慮が必要かなと思います。

賛否両論あるところですね。

ただ、ここはベトナム。

自分の常識が常識でないこともあるので、また違った視点があるのかもしれませんね。

最後に…

今までホーチミンの不妊治療について書いてきましたが、

タイトルにあるように、今回をもってホーチミンの不妊治療についての記事は最終回になります。

不妊治療と言っても、

人工授精1回で妊娠できる場合もあれば、

妊娠に至るまで数年かかる場合もある。

不妊治療のお休み期間で自然妊娠する場合もあるし、様々。

とにかく、妊娠・出産は奇跡的なこと。

いのちが生まれるってすごい。

これまで閲覧して頂きありがとうございました。

今後ホーチミンで不妊治療を検討されている方や妊娠を望まれている方への一つの参考になればと思います。

 

※2020年の情報になりますので、最新情報とは異なります。ご了承下さい。

※治療内容はそれぞれの状態や医師の治療方針によって異なりますので、様々な方法があります。
あくまでも私自身の使用した薬剤や方法についての記載になりますので、ご了承下さい。

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