2024.12.22

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【ホーチミンの通勤手段】ついにメトロが営業開始!

ホーチミン市の新しい都市交通ネットワーク:メトロ1号線と電動バス路線の開通

   

ホーチミン市の交通事メトロ1号線(ベンタイン~スイティエン)と連携する電気バス路線が、2024年12月22日に正式に運行を開始しました。この取り組みは、都市交通の効率化、環境保護、そして市民や観光客にとっての利便性を高めるための大きな一歩です。本記事では、メトロ1号線と接続する電動バスの詳細情報や、それらがもたらす都市への影響を包括的にご紹介します。


メトロ1号線の概要

1. 路線概要

  • 路線名: メトロ1号線(L1)
  • 区間: ベンタイン駅 ~ スイティエンターミナル駅
  • 全長: 19.7km
  • 所要時間: 約29分30秒

メトロ1号線は、市内中心部の「ベンタイン駅」から東部の「スイティエン駅」までを結ぶ路線で、途中14駅に停車します。全線は高架で構成されており、近代的なデザインが特徴です。


2. 各駅と観光スポット

  1. ベンタイン駅
    ベンタイン市場やサイゴン中央郵便局など、ホーチミン市の象徴的な観光地へのアクセスが便利。

  2. オペラハウス駅
    サイゴンオペラハウスや高級ショッピングエリアへ徒歩圏内。

  3. タオディエン駅
    国際的なエリアとして知られるタオディエン地区。多くのレストランやカフェがあります。

  4. スイティエン駅
    スイティエンテーマパークやビンタインバスターミナルが近く、観光と長距離移動に便利。


3. 料金

  • 距離に応じた料金設定
    • ~15km: 5,000 VND
    • 15~25km: 6,000 VND
    • 25km以上: 7,000 VND

学生は割引料金(3,000 VND)が適用され、定期券も販売されています。


4. 周辺情報

各駅周辺には、以下のような観光地や商業施設があります:

  • ベンタイン駅: ベンタイン市場、サイゴン大教会
  • タオディエン駅: ビンコムメガモール
  • スイティエン駅: スイティエンテーマパーク

パンフレットでは、観光スポットとの距離も詳しく記載されており、徒歩圏内で楽しめる場所が多いことがわかります。


5. 利用方法と注意点

  • 利用時間: 午前5時~午後11時
  • 切符購入: 駅の券売機またはモバイルアプリで購入可能。
  • 注意事項: メトロ内では飲食禁止、乗車中は手荷物に注意。

 

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電動バス「153番~169番」の概要

特徴と運行概要

2024年12月22日に、メトロ1号線と接続する電動バス17路線(153番~169番)が運行を開始しました。これらのバス路線は、地元大手の「Phương Trang(FUTA Bus Lines)」が運営し、同社の傘下である「キムロン・モーターズ」が製造した「Kim Long B30-EV」電動バスを採用しています。

  • 路線番号: 153番~169番
  • 車両モデル: Kim Long B30-EV
  • 主な特徴:
    • 無料Wi-Fi完備
    • 環境に優しい電動運行
    • 視覚的に魅力的なヒマワリ模様のデザイン

運賃情報

  • 距離による料金設定:
    • 15km以下: 5,000ドン/回
    • 15~25km: 6,000ドン/回
    • 25km以上: 7,000ドン/回
  • 学生割引: 3,000ドン/回
  • 定期券: 30回分で112,500ドン~157,500ドン(距離に応じて変動)

電動バスは、メトロ1号線と市内主要エリアを接続するだけでなく、その静音性と環境への配慮が市民から高く評価されています。

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メトロとバスの連携による利便性

主要駅と観光スポット

メトロと電動バスを組み合わせることで、ホーチミン市内の観光スポットや主要エリアへのアクセスが向上しました。

  • ベンタイン駅: ベンタイン市場、サイゴン大教会、サイゴン中央郵便局
  • タオディエン駅: ビンコムメガモール、国際色豊かなカフェやレストラン
  • スイティエン駅: スイティエンテーマパーク、新ミエンドンバスターミナル

環境への配慮と持続可能性

ホーチミン市は、2030年までにすべてのバスを電動化する計画を進めています。これは都市の二酸化炭素排出量削減に貢献し、持続可能な都市環境の構築を目指すものです。交通事業者には低金利融資が提供され、ガソリンバスからの移行が促進されています。


利用者のメリット

  1. 効率的な移動: メトロと電動バスを活用することで、渋滞を避け、移動時間を大幅に短縮可能。
  2. 快適な車内環境: 無料Wi-Fiや電動運行による静音性で、快適な移動体験を提供。
  3. 観光に最適: 各駅から主要観光地へのアクセスが良好で、短期間の滞在でも効率的に回れる。
  4. 環境保護: 電動バスの普及により、大気汚染の軽減に寄与。

未来の展望

ホーチミン市では、メトロと電動バスの導入が都市交通に与える影響が非常に大きく、持続可能な都市開発の基盤として期待されています。2030年までのバス電動化計画や他のメトロ路線の建設が進めば、市内の交通網はさらに充実し、住民や観光客にとってより便利で魅力的な都市となるでしょう。


まとめ

ホーチミン市の新しい交通ネットワークであるメトロ1号線と接続電動バス路線は、都市の発展と環境保護の象徴的な取り組みです。観光や通勤に訪れる際は、ぜひこの便利で快適な公共交通網を活用し、ホーチミン市の魅力を満喫してください。