2020.08.21

不動産の賃貸事情

ベトナムの賃貸住宅の種類、「コンドミニアム」と「サービスアパートメント」の概要

日本にいると、コンドミニアムという言葉も、サービスアパートメントという言葉も、聞きなれないと思います。
本記事ではコンドミニアムとサービスアパートメントの概要について解説していきます。

サービスアパートメント概要

一言で言うと、ホテルに毎日宿泊する感覚です。

◆貸主
建物1棟を同じオーナーが管理・運営をしております。
◆家具類
家具・家電・細かな調理器具までお部屋に用意されております。
◆付帯するサービス
水道光熱費、インターネット、メイドさんによる清掃サービス等が家賃に含まれています。(物件ごとに多少の違いがあります)

基本的には、キャリーケースのみ持ってくれば、ベトナムでの生活をその日から開始できる状態です。

建物1棟を同じ貸主が管理しており、不具合などがあれば貸主や管理人へ伝えれば直してくれます。
内装のテイストや家具家電は同じ建物内であれば、お部屋ごとに大きな差はございません。

サービスアパートメントの中でも大型のサービスアパートメントと小型のサービスアパートメントがあり、そこでも差があります。

◆大型のサービスアパートメント
価格帯は高額になり、1,500 USD ~ 5,000USD程度の相場になります。
貸主は法人で、メンテナンスや受付のスタッフなど充実したセキュリティ・サービスです。
メイドサービスでは洗濯は行ってくれない事がほとんどです。

◆小型のサービスアパートメント
小型のサービスアパートメントでは価格帯は400USD ~ 1,500 USD程度になります。
貸主は個人である場合も多く、受付スタッフが常駐していないアパートメントが多いです。
対応に慣れていない個人オーナー様もおり、その場合は不具合の是正などに少し時間が掛かる事もあります。
室内に洗濯機が無い事が多く、メイドさんが共用部の洗濯機などで洗濯を行ってくれます。

コンドミニアム概要

一言で言うと、タワーマンションの1室を賃貸として借ります。

◆貸主
日本の分譲マンションのように、各お部屋でオーナーが異なります。
◆家具類
大きな家具・家電は用意されていますが、サービスアパートメントよりは足りない物が多いです。
例えば、食器類や調理器具などです。
◆付帯するサービス
日本の賃貸物件と同じで、家賃のみをオーナーにお支払いし、水道光熱費、インターネットなどはご自身で支払いますが、
家賃を上げる事で、サービスアパートメントのようにそれらを付帯する事もできます。

タワーマンションなど戸数の多い大規模なマンションが多いです。

貸主が個人で不動産賃貸に関しては精通していない事が多いです。
そのため、室内のトラブルなどの時は、不動産仲介会社へ連絡するのが一般的です。

家具をオーナーの趣味嗜好で用意されるため内装・家具にバラつきがあります。